link
カテゴリ
全体 自分のこと 映画のこと イルデのこと 本のこと 音楽のこと 仕事のこと 家のこと 香りのこと 健康のこと 帽子のこと お酒のこと テニスのこと マンガのこと 格闘技のこと スポーツのこと 何でもないこと 以前の記事
フォロー中のブログ
Baby a gogo!... taba-log Wakaのいる風景 secret*cafe 合コンの達人(奇妙な女達編) 低空飛行テンション 和魂×要塞 シネマ親父の“日々是妄言” カタルーニャのお姫様 Mein Tagebuch 映画とあたし。 Fuxokあれこれ 夕暮れの匂いに空を見上げる 菓舗「豆猫堂」 近日!復活!!オイラ日記 2+2=5 惰性と怠慢 月の輝き 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2004年 08月 11日
2004.08.11 2001年の初版で現在10刷。息の長いベストセラーとして、 大手書店では今も話題の本コーナーの常連。この本、文章 術の本として読むとちょっと肩すかしを食うかもしれない。 本書で著者が一貫して主張しているのは、個々の文章には 固有の目的があり、その目的を達するために機能する文章 を書かなければならない。機能する文章とは、論点と論拠と 意見とを明確にし、読み手の立場に沿った説得力のある 文章のことをいう。この時重要なのは、文章を支える書き手 の根本思想(価値観・生き方・思い)だという。尊敬・侮蔑・ 感謝・憎しみ・怒り・依存・エゴなどは言葉に書かずとも文章 には如実に表れるとも。 本の終盤では完全にコミュニケート論の様相を呈するが、 印象的だったのは 「 正直という戦略 」 というくだり。 自分の根本思想を殺してまで目的の達成を優先しても本当 の満足は得られない。自分の根本思想に正直に、かつ人と 繋がっていくというコミュニケーション戦略こそ、様々な 関係性の中で生きていくのに最も有効であり、文章を書く 上でもそれは同様であるという。 うーん、なるほどなあ。 豊かな表現力とか、きめ細やかな感情表現、それに豊富な 語彙と修辞。文章を書く時、そんなものに囚われすぎてた 気がする。この本を読んだのもそんな部分の向上が目的だ ったし。そんなのはほんと、附随的なもんなんだろなあ。 自分が発する言葉も、文章での表現も、すべては外部との 関係性の中でこそ意味を持つ。 でも、マスに向けて論説をぶったりするのと、ここでいう 機能する文章とはまた性質を異にするものなんだろう。 まずは機能する文章を書けるようになりたい。 自分の根本思想を知ることも大事だな。 つまるところ、己を知り、世界との関わり方を見定めてい く自覚的姿勢が、なにより大切なんだろな。
by rosshi99
| 2004-08-11 16:53
| 本のこと
|
ファン申請 |
||